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2009年12月27日 (日)

海技試験受験心得講習会 筆記試験編

海技試験は毎年2,4,7,10月に行われています(小樽会場では2月は行っていないようです)。

この記事を書いているのが12月末ですから、前回の試験から次回まで間があいていますので、じっくりと勉強されている方々もいらっしゃると思います。

私も海技試験を受験した際にとった対策のようなことを、この場を借りて挙げさせていただきます。

とはいえ私の免状は機関ですので、航海や通信の方々に直接的なアドバイスは書けないので、参考程度にみてください。

 

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勉強のメインとなることは、やはり過去問をひたすら解くことです。

読むだけではなく書くことです。書かないと覚えにくいですから。

過去問は、成山堂と海文堂の2社が有名です。

どちらを使うかは、全くの好みです。しかし模範解答の書き方に若干の違いがみられますので、実際に手にとって目を通してから選んでください。

問題内容は、やはり職員として解っておくべき事例を挙げています。

ただ、同じような問題が異なる級でも出ることがありますが、級が上がるにつれて回答内容にも奥深さを求められます。

例えば、五級ならば「○○です」という回答でよい場合でも、三級では「・・・・となるので、答えは○○です」というふうに、単に答えを挙げるだけでなく、その理由を挙げなくてはならなくなります。

同様に計算問題でも、計算式をキチンと書く必要があります。

 

内燃機関限定の免状を受験される方は、通常の免状よりも、内燃機関の分野を掘り下げる必要があると思います。

内燃機関限定では、蒸気タービン・機関用ボイラー・ガスタービンが出題されません。

その代わりに、内燃機関の問題が多く出題され、また補助機器用のボイラーが出題されます。

(以前に『海技免状の各種限定』として少し書きましたが、内燃機関限定に関しては、また後日改めて書こうと思っています)

 

先ほども書きましたが、出題される内容は、機関部の職員として知っておくべき事例を挙げたものです。

そのため、学生の方々が受験するよりも、既に船舶に乗船勤務している方々のほうが、問題の内容と回答の意味を理解しやすいと思います。

私は学生時代に二級海技士の筆記試験を二度受験しましたが、最初は撃沈、二度目は執務一般の科目合格のみでした。

問題と模範解答の意味がイマイチ解りにくかったのです。

船舶職員として乗船して数年経過して、再々度の二級挑戦となりました。無論、科目合格の権利は消滅しています(科目合格は一年間のみ有効です)。

・・・一発で筆記試験合格しました。

やはり実際に機器類を扱ってこそ、問題文を理解できたということです。

 

学生の方は、未知の分野に入るくらいの心意気で・・・

既に乗船勤務している方は、これまでの業務の集大成として・・・

受験される方々、がんばってください。

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コメント

科目合格。今は2年有効です!

投稿: しゅん | 2016年4月 2日 (土) 18時12分

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