航行安全のために情報収集は大事です
昨年末から今までにかけて、広島湾内や呉、江田島の近辺の海域で、かき(牡蠣)の養殖いかだへの船舶による衝突事例が、再々あるようです。
そのことが新聞に掲載されていましたので読んだのですが、
「何度かここを通ったが、いかだがあることは知らなかった」
衝突時に当直に入っていた航海士はそのように言っていたとか・・・
航海士からそういった発言を聞くとは思いませんでした。
知らないところを旅行やドライブなどをする際、地図で下調べしたり、実際に現地に行っても、地図を見たり、カーナビで場所を確認したりは、ほとんどの方がすると思います。
(よっぽどノープラン好きの方は別かもしれませんが)
船舶でも同様です。
地図に相当するものとして『海図』がありますので、それを利用して、航行予定海域について、航路周辺や灯台を調べることができます。
道路と異なり、海上には『○○方面はこちら』などの標識やガードレールはありませんので、海図記載の灯台などを目標にして、
「この●●灯台を○○度の方位で見て、◎◎灯台を△△度の方位で見たら、■■度に変針する」
と、あらかじめ決めておくのです。
他には水深や底質(海底の状態。砂、泥、れきなど)も記載しており、かきいかだのような海上構造物も記載しています。
ですから、海図で下調べをしていたなら、かきいかだの位置がわからないなどということは、まず無いと思います。
このような事例がありますので、航海士の方々だけでなく、ボートであちこち行かれる方なども、安全航行のために、海図を利用して情報を集めてください。
・・・とここまで書きましたが、いかだへの衝突は、知識の欠如だけが原因ではありません。
夜間などは、見張りや位置確認の不十分が原因で、いかだに乗り上げるボートも、案外いるようです。
これについては、
「しっかりしなはれ」
としか言いようがないですね・・・。
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